FEATURE
ネズミを「Evasion回避する」ために作られた超音波忌避装置に、私たちは「エバジーEvasi」と名付けました。
ネズミ超音波エバジーは、強力な超音波をスピーカーから出力し、ネズミなどの害獣を追い払う装置です。
音圧レベルは最大110デシベル。効果範囲は10m以上にも及びます。
分かりやすく例をあげると自動車のクラクションの音量と一緒です。その超音波がネズミには常に聞こえる状況だと思ってください。
だんだんとストレスがたまり、その場を避けるようになります。それがネズミ超音波エバジーの狙いです。
一般に売られている超音波忌避装置は、「効果があまりでない」と書かれている記事が見受けられます。
効果があまりでない原因は、ネズミが超音波の音に、慣れてしまうためです。
ネズミは警戒心が強いので、「いつもと違うこと」にとても敏感です。
しかし、超音波が「危険ではない」と分かれば超音波が鳴っている場所にも入ってくるようになります。
でもネズミ超音波エバジーは違います。
複数の音のパターンを組み合わせた超音波をランダムに出力するようプログラムされています。
ネズミからすると、いつ来ても違う不愉快な音がするため、寄りつかなくなるのです。
ネズミ超音波エバジーは、ネズミの一生涯のうち、同じ超音波音はほとんど出しません。
無限に様々な超音波の音を出すので、ネズミは慣れることはなく、常に警戒するのです。
従来のネズミ駆除で使われている粘着シートや殺鼠剤では、ネズミの死骸の後処理が必要ですが、ネズミ超音波エバジーの超音波はネズミを寄せつけず、追い払うので、嫌な後処理もありません。
超音波は、一般的に人間の耳にはほとんど聞こえません。
距離や重さを表すときの単位があるように、”音”にも単位があります。
単位と言っても様々で、超音波にかかわる音の単位は「ヘルツ(Hz)・キロヘルツ(kHz)」音の「周波数」の単位(音の高さや低さ)「デシベル(dB)」 音の音圧レベルの単位(音の大きさ)です。
超音波の定義は、「20kHz(キロヘルツ)を超える、人間に聞こえない音」です。
人間の限界可聴域は23kHzと言われており、これ以上はどう頑張っても聞こえません。
要するに、超音波は人間に聞こえない超高周波数の音のことなのです。
ヒトとネズミの可聴域の違い
日本音響学会のHPに掲載されている超音波によるネズミ撃退効果のQ&Aを簡潔に要約すると、
①ネズミはかなり広範囲の超音波を聞きとる能力がある
②ネズミは普段からコミュニケーションに超音波(25~40kHz)を使っている。
③ネズミの聞きやすい超音波周波数は20~50kHzである。
④なので、超音波ネズミ忌避装置から出る超音波をネズミは騒音ととらえ、身構えるが、すくに逃げ出すわけではない。
⑤超音波ネズミ忌避装置の設置は複数台配置すべきである。
とのことです。結果、ある程度
大きい超音波音を近距離で、超音波忌避装置を複数台用いて、様々な角度から超音波を浴びせることで、かなりのストレスを与えることができる可能性がある、ことが分かります。
また別の研究で、超音波をネズミに放射してどのような影響があるかを調べた結果、
①20kHzと28kHZの二種類を140dBで照射すると、ネズミの耳や行動に顕著な変化があった。
②超音波の忌避装置では、翌日に餌の摂取量が減って明らかに避けている様子が見られた。
③超音波を放射した瞬間、耳を閉じその場から動けなくなるネズミが多く見られた。
④95dB以上で超音波の影響を感じはじめ、150dB以上で死ぬ個体も見られた。
音圧レベル「dB」について
明らかにストレスを感じている、とわかりますよね。
結果、ここでもある程度の音量が必要であることと、数日経つと超音波に慣れる様子が見られたので、
大きな音で
断続的に周波数を
複数台で放射する
などをするとネズミに効果的である!
ことが分かります。
広大な倉庫や、大量の備蓄品を守りたい場合、ネズミ超音波エバジーを連結して駆動させ、あらゆる方向からネズミ超音波エバジーの超音波を浴びさせて、ネズミの来ない環境を作りましょう。
種類 |
ドブネズミ |
クマネズミ |
ハツカネズミ |
---|---|---|---|
性格 | 荒い・獰猛 | 警戒心が強い 臆病 |
穏やか 好奇心旺盛 |
生息場所 | 湿った場所 | 乾燥した高い所 | 自然環境に近い場所 |
食料 | 雑食 魚介・肉好き |
穀物・種実種 昆虫 |
雑食 魚介・肉好き |
特徴 |
・泳ぎが得意 |
・近年、都心部で増殖している |
・田畑を好む |
主な被害 |
食中毒菌、感染症、寄生虫病を |
食中毒菌、感染症、寄生虫病を |
食中毒菌、感染症、寄生虫病を |
ネズミの繁殖力は強く、なんと生後3か月から出産し、妊娠してから約20日で出産します。
ねずみによっては出産後すぐに妊娠するものもありますが、平均的には年間5~6回だと言われています。また種類にもよりますが、1回の妊娠で6~7匹の子供を産みます。つまり、一匹のネズミが年間で、平均約30~42匹もの子供を産むという計算になります。
まさに“ねずみ算”のごとく繁殖していくのです。
ネズミは体内や体毛にウイルスやダニを媒介しています。
ネズミが触ったところ、抜け落ちた毛、移動しながらするフンから、ウイルスやダニが繁殖します。特にダニはネズミの巣を中心に繁殖し、ネズミにくっついて広範囲に拡がっていきます。
特に冬場に被害が多発します。かゆい部分の周りが赤く腫れている、かゆい部分に小さな発赤がいくつかある、身体の柔らかい部分がさされる、しつこい激しいかゆみが続く場合は、ダニが原因の可能性が高いです。
ネズミ超音波エバジーは、ネズミだけではなく、様々な害獣に対応しています。
ネズミを餌とする害獣も寄せつけません。
*使用する環境によっては効果が見られない場合もございます。
*当社の検証では、ハトやカラスなどの鳥類、虫には有効な忌避効果はありませんでした。
ネズミ超音波エバジーのコントロールはお手持ちのスマートフォンやタブレットで設定、管理ができます。
超音波が出力されているか、モードにあわせた超音波の出力状況の確認などがお手元でできます。
リモコンのように保管しておく手間もなく、ネズミ超音波エバジーの操作が可能になります。
事務所で・・・
レストラン営業中に・・・
タイマー設定
(出力停止タイマー機能)
工場内の作業場など、一時的にヒトが立ち入る場合に超音波の出力を停止する機能です。
タイマーによって自動復帰するため、電源の入れ忘れ防止になります。
(30分~300分、30分刻み)
超音波出力ON/OFF
超音波の出力を手動でON/OFFできます。
可聴域カットモード
飲食店様など、不特定多数のお客様がいるようなシーンでは、ヒトに聞こえてしまう超音波の周波数をカットし、ネズミだけが聞こえる超音波の周波数を出力するモードです。電源OFF時よりも効果が期待できます。
ネズミ超音波エバジー本体は、上下または左右360度に回転できる2軸構造なので、柱や壁に固定した際も、向けたい方向に調節できます。
01
寄せ付けない
入り込まなくなるので、足跡、汚れ、粘着テープから逃れた時の汚れ、どこをかじられたかわからない不安がなくなります。殺すのではなく、寄せつけなくするため、嫌な後処理も必要ありません。
02
音に慣れさせない
周波数を変化させることで、聞きなれて、戻ってくるのを防ぎます。ネズミが生きている間に、同じ音が出ることは、ほとんどありません。
03
簡単に設置
コンセントにさして、スイッチを入れるだけ。壁や天井にも取りつけられます。 スイッチをいれたら、守りたいものに向けて置いてください。
CASE STUDY